GMOクラウド Public 活用ガイド

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活用ガイドでは、GMOクラウドPublicを利用したクラウドらしいサーバー運用方法や、ご質問の多い設定方法などをご紹介しています。


仮想サーバーを2台作成し、Web-DBシステムを構築する

GMOクラウドPublicでは手軽に複数台の仮想サーバーを構築することが可能です。
このページでは、Webサーバー(Apache)とDBサーバー(MySQL)を2台の仮想サーバーを利用して連携させたWEB-DBシステムを構築する方法をご案内します。

WEB-DBシステムの例としてWEBサーバーにWordPressをインストールし、DBサーバーをMySQLサーバーとしてブログシステムを構築するところまでご案内します。

  • このページではテンプレートとして「CentOS5.5 LAMPP」パッケージを利用して解説します。その他のテンプレートを利用する際にはApacheの設定などを適宜読み替えてご利用ください。
  • この設定にはSSH等を利用してコマンドから操作を行う必要があります。SSHを利用して仮想サーバーへアクセスするにはSSHエミュレータを利用したアクセスをご参考ください。なおコマンドの操作方法についてはサポート対象外となります。関連書籍やインターネットなどをご参考下さい。
  • このページではWordPressの一般的なインストール方法についてご案内しておりますが、インストール方法の詳細などについてはサポート対象外となります。関連書籍やインターネットをご参考ください。

WEBサーバーの構築

STEP1 クラウドコンソールからWEBサーバーを構築する

WEBサーバーとなる仮想サーバーを構築します。WEBサーバーは外部からのリクエストを受け付ける必要があるため、ネットワークゾーンに「Public Network Zone」を選択します。
仮想サーバーの構築方法は仮想サーバーの作成方法を参考に作成してください。

【仮想サーバーの設定情報(例)】
ラベル web.example.com
Hostname web.example.com
パスワード 任意のパスワード
テンプレート Linux > RHEL > CentOS5.5 LAMPP x64
ハイパーバイザーゾーン 任意に設定
リソース 任意に設定
プライマリディスク 任意に設定
スワップディスク 任意に設定
ネットワークゾーン Public Network Zone
自動化設定 任意に設定
STEP2 ネットワークインターフェースの追加

WEBサーバーとDBサーバー間のローカル通信を行うためのIPアドレスをWEBサーバーへ追加します。
仮想サーバーを選択し、[ネットワーク]>[ネットワークインターフェース]を選択し、[ネットワークインターフェースの新規追加]をクリックします。


ラベルには[eth1]を入力します。物理ネットワークには[ローカル01(HVZ1)]を選択し「ネットワークインターフェースの追加」をクリックします。


WEBサーバーにネットワークインターフェースが追加されていることを確認します。

STEP3 ネットワークインターフェースへのIPアドレスの追加

引き続いて追加したネットワークインターフェースに対してローカルIPアドレスを割り当てます。
仮想サーバーを選択し、[ネットワーク]>[IPアドレス]を選択し、[新規IPアドレスの割り当て]をクリックします。


[Network interface]には「eth1」を選択します。[IPアドレス]には任意のIPアドレスを選択し、[IPアドレス割り当ての追加]をクリックします。


[ネットワークの再構築]をクリックします。仮想サーバーの再起動を促すメッセージが表示されますので、「OK」をクリックし再起動させます。この例ですとWEBサーバーのローカルIPアドレスは“172.16.0.40”となります。


再起動が完了したらサーバーへログインし、追加したeth1インターフェースとIPアドレスが設定されていることを、ifconfigコマンドを利用して確認します。

[root@web ~]# ifconfig eth1
eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:16:3E:DD:74:DB  
          inet addr:172.16.0.40  Bcast:172.16.255.255  Mask:255.255.0.0
          inet6 addr: fe80::216:3eff:fedd:74db/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:197 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:47 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000 
          RX bytes:15123 (14.7 KiB)  TX bytes:6492 (6.3 KiB)

STEP4 /etc/hostsファイルの編集

ホスト名でDBサーバーへアクセス出来るように、/etc/hostsファイルにdb.example.comサーバーのローカルIPアドレスを追加します。

  • ここではDBサーバーのIPとして、この先で説明するDBサーバーの構築が完了し、ローカルIPアドレスが判明しているものとして解説しています。

[root@web ~]# /bin/vi /etc/hosts
################### Automatically generated by GMO Cloud Public
127.0.0.1 localhost
180.131.138.1 web.example.com web
172.16.0.29 db.example.com db


記述後DBサーバーに対してホスト名でアクセス可能になったことを確認します。ここでは例としてSSHを利用して接続しています。

[root@web ~]# ssh db.example.com
root@db.example.com's password:
Last login: Mon Aug 8 20:09:49 2011 from 172.16.0.40
[root@db ~]#

STEP5 WEBサーバー(Apache)の起動

「CentOS5.5 LAMPP x64」ではLAMP構成に必要なミドルウェアが既にインストールされているため、特別なインストールの必要がなくLAMP構成を構築することが出来ます。下記のコマンドからApacheを起動します。

[root@web ~]# service httpd start
Starting httpd:                                            [  OK  ]


Apacheが起動されたことを確認し、ブラウザから設定されたIPアドレスに対してアクセスします。下記のテストページが表示されれば正常にApacheが動作しています。

STEP6 PHPのバージョンアップ

「CentOS5.5 LAMPP」パッケージでは標準状態でPHP5.1.6がインストールされています。
WordPressの最新バージョンであるWordPress3.2.1(2011/08/08時点)ではPHP5.2以上が必要となるため、バージョンアップを行います。

[root@web /]# php -v
PHP 5.1.6 (cli) (built: Nov 29 2010 16:47:46)
Copyright (c) 1997-2006 The PHP Group
Zend Engine v2.1.0, Copyright (c) 1998-2006 Zend Technologies


  • この設定ではPHPのバージョンアップ手順を案内しますが、PHP及び関連するモジュールや機能の全ての検証を行ったものではありません。バージョンアップをされる際には自己責任において行って下さい。また、PLESKなどの管理ツールでは一部PHPやMySQLが利用されています。PHPのバージョンアップを行うことで管理ツールの不具合を引き起こすことがある為お勧めいたしません。

PHPのアンインストールを行います。

[root@web /]# yum ?y remove php-common php-cli php-odbc php-pgsql php-ldap php-mysql php-5.1.6 php-pdo


完了後PHPがアンインストールされたことを確認します。

[root@web /]# php -v
-bash: /usr/bin/php: No such file or directory
[root@web /]# rpm -qa | grep php


引き続きPHP5.3をインストールします。

[root@web /]# yum -y install php53-common php53-cli php53-odbc php53-pgsql php53-ldap php53-mysql php53 php53-pdo


完了後PHP5.3がインストールされたことを確認します。

[root@web /]# php -v
PHP 5.3.3 (cli) (built: Mar 30 2011 13:51:54)
Copyright (c) 1997-2010 The PHP Group
Zend Engine v2.3.0, Copyright (c) 1998-2010 Zend Technologies
[root@web /]# rpm -qa | grep php
php53-common-5.3.3-1.el5_6.1
php53-5.3.3-1.el5_6.1
php53-cli-5.3.3-1.el5_6.1
php53-ldap-5.3.3-1.el5_6.1
php53-pdo-5.3.3-1.el5_6.1
php53-mysql-5.3.3-1.el5_6.1
php53-pgsql-5.3.3-1.el5_6.1
php53-odbc-5.3.3-1.el5_6.1


Apacheの再起動を行います。

[root@web /]# service httpd restart
Stopping httpd:                                            [  OK  ]
Starting httpd:                                            [  OK  ]


STEP7 WordPressのダウンロードと設定

WEB-DBシステムの例としてWordPressを構築します。WordPressの最新版は下記のURLから入手することが出来ます。動作要件などはWordPress公式サイトを参考にして下さい。

まずは公式サイトからWordPressをダウンロードし必要なディレクトリに展開します。

[root@web html]# cd /
[root@web /]# cd /var/www/html/
[root@web html]# wget http://ja.wordpress.org/wordpress-3.2.1-ja.zip


正常にダウンロードされたことを確認し、解凍します。解凍後のディレクトリとしてWordPressディレクトリが作成されます。

[root@web html]# ls
wordpress-3.2.1-ja.zip
[root@web html]# unzip wordpress-3.2.1-ja.zip
[root@web html]# ls -l
total 4324
drwxr-xr-x 5 root root 4096 Jul 17 22:05 wordpress
-rw-r--r-- 1 root root 4408804 Aug 8 19:12 wordpress-3.2.1-ja.zip


解凍されたwordpressディレクトリに移動して、wp-config-sample.phpファイルをリネームします。リネーム後viなどのテキストエディタを利用して編集します。

[root@web html]# cd wordpress
[root@web wordpress]# mv wp-config-sample.php wp-config.php
[root@web wordpress]# vi wp-config.php


必要な情報を入力します。いくつか設定が必要な項目がありますが、最低限必要な設定として、下記のように設定を行い保存します。

表示 変更前 変更後
WordPress のための
データベース名
define('DB_NAME', 'database_name_here'); define('DB_NAME', 'wordpress');
MySQL データベース
のユーザー
define('DB_USER', 'username_here'); define('DB_USER', 'wordpress_user');
MySQL データベース
のパスワード
define('DB_PASSWORD', 'password_here'); define('DB_PASSWORD', 'password');
MySQL のホスト名 define('DB_HOST', 'localhost'); define('DB_HOST', 'db.example.com');

DBサーバーの構築

STEP1 DBサーバーの構築

DBサーバーとなる仮想サーバーを構築します。DBサーバーはWEBサーバーと異なり、外部から直接リクエストを受け付ける必要がないため、ネットワークゾーンに「Local Network Zone」を選択します。
こうすることによって外部から直接アクセスされることがなくなり、セキュリティを高める事ができます。
仮想サーバーの構築方法は仮想サーバーの作成方法を参考に作成してください。

【仮想サーバーの設定情報(例)】
ラベル db.example.com
Hostname db.example.com
パスワード 任意のパスワード
テンプレート Linux > RHEL > CentOS5.5 LAMPP x64
ハイパーバイザーゾーン 任意に設定
リソース 任意に設定
プライマリディスク 任意に設定
スワップディスク 任意に設定
ネットワークゾーン Local Network Zone
自動化設定 任意に設定
STEP2 MySQLの初期設定

MySQLの初期設定を行います。「CentOS5.5 LAMPP x64」ではLAMP構成に必要なミドルウェアが既にインストールされているため、特別なインストールの必要がなくLAMP構成を構築することが出来ます。
最初にMySQLを起動します。初回起動時にはMySQLのrootパスワードの設定などを促す画面が表示されます。

[root@web ~]# service mysqld start
                                                           [  OK  ]
Starting MySQL:                                            [  OK  ]


mysqlコマンドを利用してMySQLへログインします。この時点ではMySQLのrootユーザーに対してパスワードが設定されていないため、パスワード入力の必要はありません。

  • このページでは設定方法のご案内はいたしませんが、セキュリティを考慮しMySQLのrootパスワードを設定することを強くお勧めします。

[root@db ~]# mysql -uroot
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2
Server version: 5.0.77 Source distribution Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer. mysql>

STEP3 WordPress用データーベースとユーザーの作成

create database コマンドを利用してWordPressに利用するデーターベース“wordpress”を作成します。データーベースの文字コードはutf8で作成します。

mysql> create database wordpress character set utf8;
Query OK, 1 row affected (0.02 sec)

引き続いてWordPressデーターベースにアクセスするユーザーを作成します。ここでは接続元ホストとして、WEBサーバーである“172.16.0.40”からWordPressデーターベースに対して全ての権限を持ったユーザー“wordpress_user”を作成し、そのパスワードとして“password”を設定した例を示します。

mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO wordpress_user@"172.16.0.40" IDENTIFIED BY 'password';


テストとしてWEBサーバーからDBサーバーに対して作成したユーザーでアクセス可能かを確認します。プロンプトが帰ってくれば正常にユーザーが作成されています。

[root@web ~]# mysql -h db.example.com -u wordpress_user -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 10
Server version: 5.0.77 Source distribution Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer. mysql>

WordPressのインストール

WordPressをインストールする準備が出来ましたので実際にインストールしてみます。
ブラウザからWEBサーバーのWordPressのインストールスクリプトにアクセスします。


【WordPressの設定情報(例)】
サイトのタイトル 任意のタイトル
ユーザー名 admin
パスワード 任意のパスワード
メールアドレス 任意のメールアドレス



インストールが正常に完了したことを表すメッセージが表示されましたらインストールは完了です。ログインボタンをクリックしWordPressへログインして下さい。

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