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GMOクラウドPublicでは、クラウドコンソールからロードバランサーの設定をすることができます。
ロードバランサーを利用することにより、大量アクセスやデータを複数サーバーに振り分けて、負荷を分散することが可能です。
OSテンプレートに「Windows」を選択されている場合にはご利用いただけません。
ロードバランサーを設定したい仮想サーバーを必要な台数あらかじめ設定します。設定した仮想サーバーは左メニューにある[仮想サーバー]をクリックし、表示された画面から確認できます。
ロードバランサーに設定する仮想サーバーは、第三オクテットまで同一のIPアドレスが設定されている必要があります。第三オクテットが異なる場合には、物理ネットワークの確認と追加および、IPアドレスの割り当て方法のガイドをもとに、対象サーバーを同一の第三オクテットに変更してください。
例)下記のように、「xxx.xxx.xxx」までが同一のIPアドレスであれば、ロードバランサーへの設定が可能です。
仮想サーバー#1:xxx.xxx.xxx.123
仮想サーバー#2:xxx.xxx.xxx.45
STEP1 ロードバランサーの新規追加
左メニューにある[ロードバランサー]をクリックし、画面右下に表示される[ロードバランサーの新規追加]をクリックします。
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STEP2 ロードバランサーを設定
ロードバランサーに設定する[Port][ラベル][ホスト名]を入力し、ポートスピードを選択します。
クラスタ設定
対象のポート番号を入力します。[十字マーク]をクリックすることにより、複数のポート番号を設定することができます。
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ロードバランサーのインスタンス
ロードバランサーのインスタンスを入力します。
各項目は任意となります。管理の都合上、ラベル名とホスト名を統一することをお勧めいたします。注意事項
- ラベル名に2バイト文字やスペースをご利用の場合、起動されない・構築がうまくいかない等の不具合を確認しております。
半角英数字で設定をしてください。また、「_(アンダースコア)」はご利用いただけません。- ロードバランサーのハイパーバイザーゾーン(KVM/Xen)と、配下の仮想サーバーは同一のハイパーバイザーゾーンである必要があります。
- ロードバランサーのメモリ、ディスクサイズ、CPUコア数および占有率は固定のため変更ができません。
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ロードバランサーの種類
クラスターまたはオートスケール(オートスケールアウト)を選択し、[Next]をクリックします。
※オートスケールアウトは、オートスケールアウト設定方法を参照してください。![]()
クラスターノード
負荷分散させる仮想サーバーの追加をします。仮想サーバーの選択をし、[ノードの追加]をクリックしてください。
- ロードバランサーに設定する仮想サーバーの台数分、ここでノードの追加をします。
- 1台目の仮想サーバーを選択すると、その仮想サーバーと同じネットワークの仮想サーバーのみ、追加が可能になります。
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全ての設定が完了したら、[保存]をクリックします。
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「xxx.xxx.xxx.123」「xxx.xxx.xxx.45」のように、第三オクテット(xxx.xxx.xxxまで)が同一のIPアドレスの仮想サーバーがロードバランサーへの設定が可能です。
ロードバランサーの設定が完了すると、下記の画面に遷移します。黄緑色の枠内に「ロードバランサーは作成されました」というメッセージが表示され、ラベル・IPアドレスが表示され、電源状態が[ON]となります。
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ロードバランサーを作成すると、設定した仮想サーバーのIPアドレスとは別に、IPアドレスが2つ自動で割り当てられます。
IPアドレス欄に表示されている1つめがロードバランサー用サーバーの本体のIPアドレスで、2つめがDNSに設定するアクセス用のバーチャルIPアドレスです。
3つめ以降は設定したクラスターノードの仮想サーバーのIPアドレスが表示されます。
負荷分散の割合は、追加したノードに均等に分散されます。
例えばノードを2つ追加した場合には、【50:50】の割合で負荷分散が行われます。
仮想サーバー同様、root権限をお持ちいただき、お客さまで管理いただきます。クラウドコンソールのバージョンにより、rootパスワード表示項目がございませんため、 確認が必要な際は、お客さまサービスセンターまでお問い合わせください。
ロードバランサーの設定ファイルを変更された場合、「ロードバランサーの再構築」、「ロードバランサーへの仮想サーバーの追加、削除」の操作を行われますと、設定ファイルがデフォルトの状態へ上書きされますので、都度の修正が必要となります。