電子メール<アドレス帳、メッセージの整理、セキュリティ>
電子メールを送信する際、アドレス帳を使用して電子メール アドレスを指定します。アドレス帳は、Outlook、Exchange Server、またはインターネット ディレクトリ サービスのアドレス帳を集めたものです。規定でどのアドレス帳が選択されているかは、Outlook の設定によって異なります。
名前をすばやく検索するには、標準ツールバーの [連絡先の検索] ボックスに名前を入力します。
Outlook 2003 にはオート コンプリート機能があるため、電子メール アドレスの入力中にアドレスが自動認識され、以前メールを送信したことがある受信者名に基づいてアドレスが自動的に表示されます。

最初の数文字を入力するだけで、アドレスが自動認識される。
また [宛先] ボックスに名前を入力すると、アドレス帳の登録内容と自動的に照合し、アドレス帳で名前が確認されるとメッセージが送信されます。一致する名前がない場合は、[名前の確認] ダイアログ ボックスを表示して、候補またはアドレス帳の一覧から宛先を選択できます。
<アドレス帳の種類>
アドレス帳に表示されるアドレス一覧には、いくつかの種類があります。
Exchnageサービス ユーザーの連絡先は、グローバル アドレス一覧にあります。[Outlook アドレス帳] には、各連絡先フォルダの情報が表示されます。個人の連絡先は、Outlook の連絡先フォルダに作成し、アドレス帳で選択します。取引先情報などのグループで利用する連絡先は、パブリックフォルダの連絡先フォルダを利用できます。また、プロジェクト チーム用の SharePoint サイトがある場合には、連絡先リストを直接アドレス帳に表示することも可能です。
| アドレス帳の種類 |
説明 |
Outlook アドレス帳
(連絡先) |
Outlook アドレス帳は、Outlook 連絡先アイテムのアドレス帳です。連絡先は、電子メール アドレスの他、さまざまな企業情報や個人情報も保存できるデータベースで、次のような種類の連絡先が一覧で表示されます。
■連絡先フォルダ
個人の連絡先を宛先に指定する場合に選択します。
■パブリック フォルダの連絡先/SharePoint サイトの連絡先リスト
共有の連絡先を宛先に指定する場合に使用します。取引先情報などのグループで利用する連絡先情報を共有できます。
連絡先は、個人用アドレス帳では実現できない柔軟性とユーザー設定が可能になるため、個人用アドレス帳も Outlook の連絡先に変換しておくことをお勧めします。Outlook アドレス帳はオフラインでも使用できます。 |
| グローバル アドレス一覧 |
社内の連絡先情報を管理するディレクトリ サービス、Active Directory の情報をアドレス帳として利用できます。
グローバル アドレス一覧には、組織内のユーザーと配布リストの電子メール アドレスがすべて登録されています。ダウンロードしてオフラインで使用することも可能です。 |
| 個人用アドレス帳 |
個人用アドレス帳ファイル (.pab) は、ディスクにコピーできるため、ユーザー間でのアドレス帳の受け渡しや個人のデータ移行の際に利用できます。 |
| インターネット ディレクトリ サービス (LDAP) |
インターネット ディレクトリ サービスを使用すると、ローカルのアドレス帳や組織全体のディレクトリ (グローバル アドレス一覧など) に登録されていない電子メール アドレスを検索できます。組織内のネットワークに LDAP ディレクトリがない場合、LDAP を表示するにはインターネットに接続する必要があります。 |
| サード パーティのアドレス帳 |
サード パーティのアドレス帳は、サード パーティのセットアップ プログラムを使って追加します。Outlook では、サード パーティのアドレス帳は [その他のアドレス帳の種類] の一覧に表示されます。 |
アドレス帳を表示する
アドレス帳を表示するには、[ツール] メニューの [アドレス帳] をクリックするか、標準ツールバーの をクリックします。[アドレス帳] ウィンドウには、数種類のアドレス帳を表示できます。アドレス帳の種類は、[名前を表示するアドレス一覧] で選択します。
個人用アドレス帳を作成する
個人用アドレス帳は、プロファイルを作成しても自動的に追加されません。Outlook データ ファイルからアドレス帳だけを抽出したい場合など、必要にあわせて作成してください。
個人用アドレス帳を作成するには、まず [ツール] メニューの [電子メール アカウント] をクリックして [新しいディレクトリやアドレス帳の追加] をオンにして [次へ] をクリックします。[その他のアドレス帳] オンにして [次へ] をクリックし、[個人用アドレス帳] を選択します。
<アドレス帳のカスタマイズ>
アドレス帳では、最初に表示するアドレス一覧、およびアドレスの登録先および送信時に名前を確認するアドレス一覧の順番を変更できます。アドレス帳のカスタマイズを行うには、標準ツールバーの をクリックしてアドレス帳を開き、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
メッセージング システムを利用して作業していく上で、メッセージ量は日々増加していきます。効率的にメッセージを管理するためには、メッセージを作業にあわせて整理することが必要です。
メッセージを整理する方法は、いくつかあります。処理を行う必要のあるメッセージにはクイック フラグやアラームを追加します。一定の条件に一致したメッセージだけをすばやく表示するには検索フォルダを使用します。また、サブ フォルダを作成して整理したり、自動的に仕分けを行うこともできます。
<クイックフラグ>
Outlook 2003 では、相手先に告知するフラグのほか、返信の作成や作業が必要な受信メッセージに目印を付けて整理するクイック フラグが追加されています。6 色のクイック フラグには、「返信が必要なメールには、赤色を利用」など、自分なりにルールを設定して利用できます。また、アラームも利用できますので、指定の時間までにフォロー アップを忘れる心配もありません。Outlook 2003 に既定で用意されている検索フォルダ、[フラグの設定されたメール] では、フラグつきのメッセージだけを一覧で表示することも可能です。
クイック フラグの追加/終了/クリア
クイック フラグを使用してメッセージを整理します。たとえば、至急目を通す必要のあるメッセージに赤いフラグ、後で読むメッセージに青いフラグを設定するなど、フラグを追加すると、スクロール中にメッセージ一覧から処理が必要なメッセージが見つけやすくなります。
既定のフラグの色を変更するには、[アクション] メニューの [フラグの設定] ― [既定のフラグを設定] をポイントし、一覧から既定に設定する色を選択します。フラグをクリアするには、フラグを右クリックして、[フラグをクリア] をクリックします。メッセージにアラームを追加するメッセージにアラームを追加し、指定した時間になると通知を受けるよう設定することもできます。メッセージ一覧のフラグ列を右クリックして [アラームの追加] をクリックします。[フラグの設定] ダイアログ ボックスで、[フラグの期間] の一覧で日付と時刻を選択し、[OK] をクリックします。
ダウンロードしたメッセージ ヘッダーには、次にサーバーに接続したときダウンロードするかマーク付けを行う
<検索フォルダ>
電子メール メッセージの整理 (仕分け作業) では、サブ フォルダに電子メール アイテムを移動することが一般的です。この場合、複数のフォルダに格納されたメッセージを条件に従って一覧表示する場合、検索を行うか、メッセージを複数のフォルダに移動して保存しておく必要があります。
Outlook 2003 では、メッセージを効率的に整理できるよう、繰り返し行う検索作業を仮想のフォルダにした検索フォルダ機能を用意しています。検索フォルダは、検索結果をそのままフォルダとして利用できますので、毎回検索を行う必要がありません。また、目的にあわせて作成しておけば、[受信トレイ] や [送信済みアイテム] のメッセージを物理的なフォルダに移動して整理する必要がなくなります。また、検索フォルダを削除しても、メッセージには影響しません。
新しい検索フォルダの作成
新しい検索フォルダを作成するには、[ファイル] メニューの [新規作成] ― [検索フォルダ] をクリックするか、[検索フォルダ] を右クリックして [新しい検索フォルダ] をクリックします。[新しい検索フォルダ] ダイアログ ボックスで、検索フォルダの種類を一覧から選択し、必要に応じて [選択] をクリックして条件を選択します (たとえば、[特定の人からのメール] ならば、差出人の名前)。条件を指定して [OK] をクリックすると、検索フォルダが作成されます。
条件を指定して検索フォルダを作成する
さらに複雑な条件を設定するには、[新しい検索フォルダ] ダイアログ ボックスで [カスタム検索フォルダを作成する] をクリックし、[選択] をクリックします。フォルダ名を入力し、条件を設定して [OK] をクリックします。
検索結果を検索フォルダとして保存
メッセージを検索した後で、検索結果をそのままフォルダとして保存することができます。条件を指定して検索を行った後で、検索ウィンドウの右側にある [オプション] の [検索内容を検索フォルダとして保存] をクリックします。検索フォルダの名前を入力し、[OK] をクリックします。
作成される検索フォルダには検索結果そのものではなく検索条件が保存されます。このため、検索フォルダを作成した後で、その検索条件を満たす新しいメッセージが受信または作成された場合、その新しいメッセージも検索フォルダに追加されます。
<サブ フォルダの作成>
Outlook 2003 では検索フォルダを使用して、メッセージのコピーや移動を行わずにメッセージを分類できますが、新しいフォルダを作成してメールを分類することもできます。サブ フォルダは、自分のメール ボックスに作成できます。たとえば、[受信トレイ] の配下にサブ フォルダを作成し、メッセージを分類します。新しいフォルダを作成するには、[ファイル] メニューの [新規作成] - [フォルダ] をクリックします。[新しいフォルダの作成] ダイアログボックスで、フォルダの名前を入力し、保存するアイテムの種類と作成する場所を指定します。
作成したサブ フォルダに、関連するメール アイテムを移動して分類します。
<自動仕訳ウィザード>
メッセージの自動処理を実行するルールを使用して、電子メール メッセージを管理できます。自動仕訳ウィザードで作成したルールは、メッセージが受信トレイに届いたとき、またはメッセージを送信したときに適用されます。たとえば、特定の人から受信したメッセージを秘書に転送する、あるいは [件名] ボックスに "売上" という文字が含まれる送信メッセージには"売上" という分類項目を割り当てる、などの操作を自動的に行うことができます。
ルールには例外条件も設定できます。例外条件の 1 つにメッセージが該当すると、そのメッセージにはルールが適用されません。ルールは手動で実行することもできます。手動で実行すると、受信トレイやほかのフォルダにある既存のメッセージにルールを適用することができます。
Exchangeサービス を使用している場合は、Outlook を実行していないときでもルールを適用できます。この場合のルールは、サーバーの "受信トレイでメッセージを受信したとき" に適用されるよう設定されていることが必要です。また、サーバーで完了できる処理でなければなりません。たとえば、個人用フォルダ ファイル内のフォルダにメッセージを移動するルールは、サーバーでは適用できません。サーバーで適用できなかったルールは、Outlook を起動したときに適用されます。また、サーバーで実行できないルールは、名前の末尾に "クライアント ルール" と表示され、最後に適用されます。ルールの一覧に、サーバーで実行できるルールと実行できないルールの両方が含まれている場合は、まず、サーバーのルールが適用され、次に残りのルールが適用されます。
自動仕訳ウィザードでルールを作成
自動仕訳ウィザードで作成するルールは、テンプレートを使用しても、また一から自分で作成することもできます。
ルールを新規作成するには、対象のフォルダを開いた状態で [ツール] メニューの [仕訳ルールと通知] をクリックし、[電子メールの仕訳ルール] タブで [新しい仕訳ルール] をクリックし、自動仕訳ウィザードを開始します。自動仕訳ウィザードで [テンプレートから仕訳ルールを作成] または [新しい仕訳ルールを作成] をクリックし、新しいルールを作成します。
テンプレートから仕訳ルールを作成
あらかじめ用意されたテンプレートにあわせて、ルールを作成します。差出人やフォルダなど、変更できる箇所はアンダーラインで表示され、クリックすると対象を選択できます。

新しい仕訳ルールを作成
一から新しいルールを作成します。ルールは [メッセージを確認するタイミング]、[条件の指定]、[メッセージに対する処理]、[例外条件]を順番にウィザード形式で設定します。
メッセージに基づいたルールの作成
ルールは、メッセージに基づいて作成することもできます。メッセージに基づいたルールを作成するには、メッセージを右クリックして [仕訳ルールの作成] を選択し、自動仕訳ウィザードの指示に従って操作します。メッセージから起動した自動仕訳ウィザードは、差出人や件名など、メッセージに基づいてあらかじめ設定された条件が表示されます。
<古いアイテムの整理>
Outlook のメールボックスは、アイテムの作成と送受信を繰り返すうちに容量が増えていきます。メールボックスを管理しやすいサイズに保つには、重要であっても頻繁には使用されない古いアイテムを別の場所に保管しておく必要があります。また、これらの古いアイテムを自動的に保管場所に移動し、内容の期限が切れたり無効になったりしたアイテムを破棄する機能も必要です。古いアイテムの整理は、これらの処理を行います。古いアイテムの整理は既定で有効となっており、決められた間隔で自動的に実行され、古いアイテムと期限切れのアイテムをフォルダから削除します。古いアイテムとは、指定した保存期限に達したもので、依頼された仕事の電子メールなどが含まれます。期限切れのアイテムとは、内容が特定の日付で無効になるメール アイテムや会議アイテムです。たとえば、4 か月前に実施されてまだ予定表に表示されている会議などが該当します。期限の指定は任意ですが、アイテムの作成時、または作成後に定義できます。期限が切れたアイテムは使用できなくなり、取り消し線が付けられます。
古いアイテムの自動処理機能
既定では、古いアイテムの自動処理機能はオンに設定されています。この設定を変更するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。[オプション] ダイアログ ボックスで [その他] タブを開き、[古いアイテムの整理] をクリックします。
[次の間隔で古いアイテムの整理を行う] チェック ボックスがオンになっている場合は、その横のボックスでアイテムの自動処理を実行する頻度を指定し、必要なオプションを選択します。既定の設定を使用しているすべてのフォルダに設定の変更を適用する場合は、[すべてのフォルダにこの設定を適用] をクリックします。この操作は、ユーザー設定されているフォルダには適用されません。
フォルダごとのオプション設定
古いアイテムの整理はフォルダ単位でも設定されています。フォルダ単位でオプションを設定するには、対象のフォルダを右クリックして [プロパティ] を表示し、[古いアイテムの整理] タブを開きます。
既定の設定を適用する場合、[このフォルダに既定の設定でアイテムを保存する] を選択します。フォルダに独自の設定を行う場合、[このフォルダにアイテムを保存しない] または [以下の設定でこのフォルダを保存する] を必要に応じて選択します。
手動による古いアイテムの整理
自動処理のスケジュールまでまだ時間があるが、メッセージの容量が増えてしまったと感じたときは、古いアイテムの整理を手動で行うこともできます。手動による古いアイテム整理を行うには、[ファイル] メニューの [古いアイテムの整理] をクリックします。
自動処理の設定に従ってすべてのフォルダを整理するか、または、このダイアログ ボックスでオプションを指定してフォルダごとにアイテムを整理するかを指定し、[OK] ボタンをクリックします。
<不在時のアシスタント>
外出中、電子メールをチェックしない場合は、[不在時のアシスタント] を使用して受信トレイを管理します。[不在時のアシスタント] を使用すると、受信したメールに自動的に返信できます。また、ルールを作成して、受信したメールの処理方法を指定することもできます。たとえば、ほかのフォルダにメールを自動的に移動またはコピーしたり、削除したりするルールを作成できます。また、独自の返信を送信するルールを作成することも可能です。
ルールを作成した場合は、そのルールがどのように適用されるかを理解することが重要です。
ルールの適用方法
ルールは、[不在時のアシスタント] ダイアログ ボックスに表示されている一覧の上から順に実行されます。
[ルールの編集] ダイアログ ボックスで複数の条件を指定すると、すべての条件と一致するメッセージにルールが適用されます。たとえば、差出人が "鈴木 美保子" で、[件名] ボックスに "マーケティング会議" という条件を設定すると、両方の条件と一致するメッセージにだけ、ルールが適用されます。
ただし、1 つの条件に複数の項目を設定すると、条件のいずれかと一致するメッセージにルールが適用されます。たとえば、差出人に "鈴木 美保子;小倉 えり" という条件を指定すると、"鈴木 美保子" というユーザーから送信されたメッセージと、"小倉 えり" というユーザーから送信されたメッセージの両方にルールが適用されます。
不在時のアシスタントのルール作成
不在時のアシスタントでルールを作成するには、[ツール] メニューの [不在時のアシスタント] を開いて [ルールの追加] をクリックします。
[次の条件に一致するメッセージが着信したとき] で、メッセージの条件を指定します。ほかの条件を指定するには、[詳細設定] をクリックし、オプションを選択して、[OK] をクリックします。このルールが最後に適用されるように指定するには、[この後のルールを処理しない] チェック ボックスをオンにします。
[実行する処理] でオプションを選択します。オプションは複数選択できます。
不在時に受信したメールへの自動的返信
不在時のアシスタントでは、受信したメールの自動返信機能があります。自動的に返信を行うには、[ツール] メニューの [不在時のアシスタント] を開いて [不在] をクリックし、[送信者に 1 度だけ自動返信する文字列] ボックスに、自動的に送信する返信の内容を入力します。 必要に応じて、受信メールを処理するためのルールを作成します。
<削除済みアイテムの復元>
不要なアイテムは、削除することによって整理します。Outlook 2003 では、削除したメッセージはいったん [削除済みアイテム] フォルダに保管されます。ユーザーは、[削除済みアイテム] フォルダの内容を確認し、必要なアイテムは元のフォルダに戻し、不要なファイルはフォルダから完全に削除できます。完全に削除されている削除済みアイテムまたはフォルダを復元する場合によっては、[削除済みアイテム] フォルダからも削除してしまったアイテムが必要になる場合もあります。Exchange Server 2003 では、[削除済みアイテム] フォルダからアイテムを削除しても、既定で 14 日間データを保持しています。この期間内であれば、削除済みアイテム フォルダから完全に削除した電子メール メッセージも復元できます。完全に削除されている削除済みアイテムを復元するには、[ツール] メニューの [削除済みアイテムを復元] をクリックします。
電子メール メッセージがますます広く利用されるようになるにつれ、メッセージのセキュリティの重要性も増大しています。メッセージには、使用しているコンピュータに悪影響を及ぼすウイルスや、その他のプログラムが含まれていることがあります。また、迷惑メールと呼ばれる広告などのメッセージが送られてくることがあります。
Outlook 2003 には、このような有害または迷惑なメールや問題のある添付ファイルを防止し、セキュリティを保護する各種の機能が組み込まれています。
<迷惑メールの処理>
Outlook 2003 には、迷惑メールに対する対策機能が用意されています。迷惑メール フィルタ機能は既定では保護レベル [低] として有効になっており、明らかな迷惑メール メッセージの大部分を検出します。迷惑メール フィルタで検出されたメッセージは、専用の [迷惑メール] フォルダに移動され、後からこのフォルダ内のメッセージを取り出したり見直したりすることができます。フィルタの保護レベルをさらに高く設定したり (この場合、正当なメッセージが間違って検出されることもあります)、迷惑メール メッセージを完全に削除するように設定したりすることもできます。
迷惑メール フィルタには、迷惑メール リストと Microsoft Research が開発した最新鋭のテクノロジで構成されています。フィルタは、メッセージの全般的な内容の評価およびメッセージ構造の高度な分析を使用して、迷惑メール メッセージであるかどうかを判別します。
迷惑メールの設定を変更するには、[アクション] メニューの [迷惑メール] ― [迷惑メールのオプション] をクリックします。
迷惑メールのフィルタのレベル設定
迷惑メールのフィルタ機能は、メールのタイトルや本文から、メールが迷惑メールであるかどうかを自動的に判断します。この設定を変更するには、[オプション] タブで以下の設定から選択します。
保護なし
迷惑メールのフィルタ機能をオフにします。迷惑メールであるかどうかの判断は行われず、すべてのメールが [受信トレイ] に配信されます。ただし、[受信拒否リスト] に指定されたアドレスからのメールはこの場合も [迷惑メール] フォルダに移動されます。
低
明らかに迷惑メールであると判断されたメール、および [受信拒否リスト] に指定されたアドレスからのメールが [迷惑メール] フォルダに移動されます。これは既定の設定です。
高
迷惑メールと判断する条件を広くします。これによって、ほとんどの迷惑メールを排除できますが、通常のメールが迷惑メールと見なされて排除される可能性もあります。
[セーフ リスト] のみ
[差出人セーフ リスト] および [宛先セーフ リスト] に指定された差出人および宛先を持つもの以外、すべてのメールが迷惑メールとして [迷惑メール] フォルダに移動されます。
迷惑メールを [迷惑メール] フォルダに移動しないで削除する
このチェック ボックスをオンにすると、迷惑メールと見なされたメールは [迷惑メール] フォルダに移動される代わりに削除されます。
差出人セーフリストと宛先セーフリストの指定
特定の差出人から送信されたメールや、メーリング リストなど特定の宛先に送信されたメールが安全な内容であることが確かな場合、それらのアドレスをセーフ リストに追加できます。 セーフ リストに指定されているアドレスは、迷惑メールのフィルタの設定にかかわらず、迷惑メールと見なされません。
差出人セーフ リストの指定
[差出人セーフ リスト] タブで、[追加] をクリックし、セーフ リストに追加するアドレスをボックスに入力して [OK] をクリックします。
宛先セーフ リストの指定
[宛先セーフ リスト] タブで、[追加] をクリックし、セーフ リストに追加するアドレスをボックスに入力して [OK] をクリックします。
これらのセーフ リストは、セーフ リスト ファイルとしてエクスポートしたり、ファイルからインポートしたりすることもできます。
受信拒否リストの指定
特定のアドレスから送信されたメールを無条件で迷惑メールとして扱うには、そのアドレスを受信拒否リストに追加します。そのためには、[受信拒否リスト] タブで [追加] をクリックし、前と同様にアドレスを入力して [OK] をクリックします。セーフ リストと同様に、受信拒否リストもファイルにエクスポート、またはファイルからインポートできます。
メールからリストへの追加
[受信トレイ] または [迷惑メール] に配信されたメールについて、その送信者や宛先をセーフ リストや受信拒否リストに追加することもできます。目的のメールを右クリックし、[迷惑メール] で対応する項目をクリックします。
<画像のダウンロード設定の変更>
Outlook 2003 および Outlook Web Access は、迷惑メールのビーコンを使用した、プライバシー情報の漏洩を許しません。ビーコンとして使用できる可能性のあるメッセージを受信した場合は警告メッセージを表示するため、ユーザーによるビーコンの起動を防ぎます。画像など外部のコンテンツを参照するような HTML 形式のメールは、画像の参照行った電子メール アドレスが有効であるようにログをとっている場合もありますので、既定で自動的にダウンロードしないよう設定してあります。画像が安全であるとユーザーが確信できる場合は、インフォメーション バーをクリックして画像をダウンロードできます。
[差出人セーフ リスト] または [宛先セーフ リスト] に追加されている電子メール アドレスまたはドメイン名から配信されたHTML 形式のメールは、自動ダウンロードがブロックされていないため、完全なコンテンツが表示されます。
<問題のある添付ファイルのブロック>
メッセージの添付ファイルには、ウイルスなどコンピュータに害を及ぼすプログラムが含まれている可能性があります。このようなプログラムによってネットワーク環境が被害を受けることを防ぐため、Exchange Server 2003 では特定の種類の添付ファイルがブロックされ、受信または送信が禁止されます。
制限される添付ファイルの種類
以下の拡張子を持つ添付ファイルはアクセスが制限され、変更できません。
| ファイルの拡張子 |
ファイルの種類 |
| .ade |
Microsoft Access プロジェクト エクステンション |
| .adp |
Microsoft Access プロジェクト |
| .app |
FoxPro によって生成されたアプリケーション |
| .bas |
Microsoft Visual Basic クラス モジュール |
| .bat |
バッチ ファイル |
| .chm |
コンパイル済み HTML ヘルプ ファイル |
| .cmd |
Microsoft Windows NT コマンド スクリプト |
| .com |
Microsoft MS-DOS プログラム |
| .cpl |
コントロール パネル拡張子 |
| .crt |
セキュリティ証明書 |
| .csh |
Unix シェル スクリプト |
| .exe |
プログラム |
| .fxp |
FoxPro ファイル |
| .hlp |
ヘルプファイル |
| .hta |
HTML プログラム |
| .inf |
セットアップ情報 |
| .ins |
インターネット名前付けサービス |
| .isp |
インターネット通信設定 |
| .js |
JScript ファイル |
| .jse |
Jscript 符号化スクリプト ファイル |
| .ksh |
Unix シェル スクリプト |
| .lnk |
ショートカット |
| .mda |
Microsoft Access アドイン プログラム |
| .mdb |
Microsoft Access データベース |
| .mde |
Microsoft Access MDE データベース |
| .mdt |
Microsoft Access アドイン データ |
| .mdw |
Microsoft Access ワークグループ情報 |
| .mdz |
Microsoft Access ウィザード プログラム |
| .msc |
Microsoft コモン コンソール ドキュメント |
| .msi |
Microsoft Windows インストーラ パッケージ |
| .msp |
Windows インストーラ パッチ |
| .mst |
Visual Test ソース ファイル |
| .ops |
FoxPro ファイル |
| .pcd |
フォト CD 画像または Microsoft Visual Test コンパイル済みスクリプト |
| .pif |
MS-DOS プログラムのショートカット |
| .prf |
Outlook プロファイル情報 (msrating.dll) |
| .prg |
FoxPro プログラム ソース ファイル |
| .reg |
登録エントリ |
| .scf |
Microsoft Windows エクスプローラ コマンド |
| .scr |
スクリーン セーバー |
| .sct |
Windows スクリプト コンポーネント |
| .shb |
ドキュメントへのショートカット |
| .shs |
シェル スクラップ オブジェクト |
| .url |
インターネット ショートカット |
| .vb |
VBScript ファイル |
| .vbe |
VBScript エンコードされたスクリプト ファイル |
| .vbs |
VBScript ファイル |
| .wsc |
Windows スクリプト コンポーネント |
| .wsf |
Windows スクリプト ファイル |
| .wsh |
Windows スクリプト ホスト設定ファイル |
| .xsl |
XML ファイル (スクリプトが含まれる場合あり) |
問題のある添付ファイルの削除
受信したメッセージに制限されている添付ファイルが含まれる場合、その添付ファイルを開くことはできません。これらの添付ファイルを削除するには、添付ファイルのアイコンを右クリックして [削除] をクリックします。
ブロックされる種類の添付ファイルをどうしてもメールで送信する必要がある場合、次のような方法が使用できます。
- ファイルの拡張子を、制限されないものに変更して送信します。たとえば、Picture.exe ファイルをそのまま送信するとブロックされますが、ファイル名をMyFile.exe_EXTRA に変更して送信するとブロックされません。メッセージの本文で、拡張子を元に戻すように受信者に通知します。
- Zip などの圧縮プログラムを使用して、ファイルを圧縮してから送信します。
- セキュリティ保護されたネットワーク共有にファイルを保存し、そのファイルへのリンクをメッセージに含めます。