連絡先
Outlookでは、連絡先の一覧と詳細情報を管理する [連絡先] フォルダが用意されています。[連絡先] フォルダは、単に電子メール アドレスを集約したアドレス帳ではありません。電子メール アドレスをはじめとする連絡先 (郵送先や電話番号など) に加えて、連絡先のさまざまな情報を集積するフォルダです。 次の図は、連絡先を最初に開いたときの画面です。ナビゲーション ウィンドウには連絡先フォルダの一覧と、使用できるビューの一覧が表示されます。連絡先の既定のビューは [連絡先カード] です。
| 名称 |
説明 |
| 連絡先 (1) |
個人の連絡先一覧、および現在開いている他のユーザーの連絡先を表示します。 |
| 現在のビュー (2) |
連絡先について使用可能なビューが表示されます。下のリンクから、他のユーザーの連絡先を開くことや、自分の連絡先の共有、およびビューの編集が可能です。 |
| 連絡先の一覧 (3) |
連絡先が一覧表示されます。カード形式ビューの場合、インデックス タブをクリックすると、50 音順に並んだ連絡先の対象箇所に移動します。 |
<ビューの管理>
[受信トレイ]で「件名 (差出人名)」を選択すると、メッセージ アイテムを表示します。メッセージは、件名、差出人、本文をテキスト形式で閲覧できます。
ビューは自由にカスタマイズできます。既定で用意されているビューにフィールドの追加と削除ができるほか、新しいビューを作成して使用することもできます。
Outlook の連絡先は、既定では [連絡先カード] ビューで表示されています。たとえば、特定の企業の担当者情報を確認する場合は、[会社別] ビューを使用するなど、作業の内容に応じて適切なビューを利用できます。
ビューの種類
Outlook の連絡先は、以下の 7 種類のビューで表示できます。ビューを変更するには、ナビゲーション ウィンドウの [現在のビュー] で、使用するビューをクリックします。
ビューのカスタマイズ
既定で用意されている 7 種類のビューが、現在の作業に必ずしも最適でない場合もあります。連絡先データベースを活用するには、ビューをより効率的に編集することも必要です。Outlook では、ユーザーがビューを自由にカスタマイズできます。また、業務の形態に合わせた新しいビューを作成して保存することもできます。
メモ ― ビューのカスタマイズの詳細な情報については、この章のコラム「ビューのカスタマイズ」を参照してください。
連絡先には、個人の情報、所属する企業の情報、所属する企業での役割などの情報が登録できるほか、他のアイテム (たとえば予定や仕事など) をリンクすることによって、連絡先を基にした個人情報データベースを作成し、有効的に活用できます。
たとえば、連絡先の [詳細] タブに誕生日や記念日を登録すれば、登録した日は予定にイベントが追加されます。また、インスタント メッセージのアドレスを登録しておけば、連絡先のプレゼンス情報を個人情報スマート タグで確認できます。このように Outlook の連絡先は、他の Outlook アイテムや他のアプリケーション (インスタント メッセージなど) と連携して、円滑なコミュニケーションを図るための基本となる重要な要素です。
連絡先の情報管理に使用する分類項目は、Outlook に用意されている一覧から選択することも、独自に入力することもできます。このため Outlook の連絡先は、姓、名、会社名、役職といった一般的な情報だけでなく、"お弁当屋さん" などの愛称を使った覚えやすい名前でも管理できます。
<連絡先の追加>
連絡先を追加するには、3 つの方法があります。事前に受信した電子メールがある場合には、このメールを基に名前とアドレスを [連絡先] フォルダに追加します。名刺などの情報を元に新しい連絡先を作成する場合は、新規にすべての情報を入力します。この場合には、同じ会社の複数の方々の情報を入力するとき、会社名や住所、電話番号といった企業の基本情報を省略して連絡先を追加することもできます。また、別のアプリケーションで使用していたデータ (Outlook Express のアドレス帳や Microsoft® Access で作成した住所録データベースなど) がある場合は、インポートして効率よく追加できます。
連絡先の新規作成
連絡先を新規作成するには、ツールバーの [新規作成] ボタンをクリックするか、[ファイル] メニューの [新規作成] ― [連絡先] をクリックし、連絡先に登録する情報を入力します。
入力内容は、姓、名、会社名、役職、住所、電話番号、電子メール アドレスなどの基本情報のほか、上司や秘書の名前、ニックネームといった詳細な情報も保存することができます。どのフィールドを入力して管理するかについては自由ですが、連絡先が増加して検索が必要になった場合や個人用データベースを作成する場合、また住所録を基に差し込み印刷 (宛名ラベルなどの印刷) をすることを考えると、必要な情報はすべて入力しておくことをお勧めします
同じ会社の新しい連絡先の作成
Outlook の連絡先では、同じ会社の複数の方を入力する場合、会社の基本情報 (会社の名称や住所、電話番号、Web ページアドレスなど) を複数回入力せずに省略して新しい連絡先を追加することができます。
すでに入力済みの連絡先と同じ会社の連絡先を新規作成するには、一覧でその連絡先を選択し、[アクション] メニューの [同じ会社の新しい連絡先] をクリックします。
メールから連絡先を作成
受信メールの宛先を連絡先として保存すると、メール アドレスや表示名などの情報を入力せずにそのまま利用することができます。受信メールの宛先を連絡先に追加するには、メッセージを開いて追加したい宛先を右クリックして、[Outlook の連絡先に追加] を選択します。
連絡先のインポート
インポート機能を利用すると、他のアプリケーションで使用していたデータをまとめてOutlookに追加することができます。Outlook の [連絡先] フォルダにインポートできるデータは下記のとおりです。インポートを開始するには、[ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックし、[インポート/エクスポート ウィザード] を表示します。
インターネット電子メール クライアントのアドレス
Outlook Express、または Eudora Pro などのインターネット電子メール クライアントから、連絡先をインポートできます。
インターネット電子メール クライアントのアドレスをインポートするには、[インポート/エクスポート ウィザード] で [インターネットメールやアドレスをインポート] を選択し、インポート元となるアプリケーションを選択します。
【注意】
Netscape Messenger 4.5 および 4.7 ユーザーは、データを一度テキスト ファイルまたはコンマ区切り (.csv) ファイルにエクスポートしてから、Outlook にインポートします。
vCard ファイル
Outlook では、vCard と呼ばれるインターネット標準の連絡先カードに対応しています。添付ファイルとして受信した vCard ファイルは、そのまま連絡先として保存できます。
その他のアプリケーションやファイル
ロータス オーガナイザー、Microsoft Access、Excel、Schedule Plus Interchange、Schedule+、で作成した住所録データベース、およびテキスト ファイル、個人用アドレス帳、個人用フォルダ ファイルをインポートすることができます。
他のアプリケーションやファイルからインポートするには、[インポート/エクスポート ウィザード] で [ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート] を選択し、インポートするファイルの種類を選択します。必要に応じて、インポートするファイルのフィールドを Outlook のフィールドに変換します。
連絡先の重複を防ぐ
連絡先に新しいアイテムを追加または移動する際、その連絡先の名前または電子メール アドレスが既に連絡先フォルダにあるかどうかを自動的に調べ、重複したアイテムが保存されるのを防ぐことができます。重複した連絡先が存在すると、次のダイアログ ボックスが表示されます。
- [新しい連絡先として追加する]
[連絡先] フォルダに新規連絡先が追加されます。連絡先が 2 つできることになります。
- [既存の連絡先を新しい情報で更新する]
データの含まれているすべてのフィールドが比較され、重複するデータのフィールドに新規連絡先のデータがコピーされます。他のフィールドの情報は変更されません。
【注意】
連絡先をインポートして追加した場合、この動作は実行されません。インポート前にウィザードで選択した動作に従い、以下のいずれかの動作が実行されます。
・ 重複した場合、インポートするアイテムと置き換える
・ 重複してもインポートする
・ 重複するアイテムはインポートしない
<連絡先の編集>
連絡先アイテムには、電子メール アドレス、住所や電話番号などの連絡先情報のほか、さまざまな情報を追加して、連絡先を個人情報データベースとして活用することができます。たとえば分類項目を追加しておけば、連絡先を特定の項目でグループ化することができます。また、Outlook の他のアイテム (予定や仕事など) とリンクすれば、プロジェクト単位で必要な連絡先を瞬時に確認できます。
分類項目の設定と追加
分類項目は、特定の項目で連絡先をグループ化する場合に使用します。
分類項目を設定するには、連絡先アイテムの最下部にある [分類項目] をクリックし、[分類項目] ダイアログ ボックスで設定する分類項目のチェック ボックスをオンにします。
分類項目は既定でも用意されていますが、マスターに項目を追加または削除してカスタマイズすることもできます。そのためには、[分類項目] ダイアログ ボックスで [分類項目マスター] をクリックします。[分類項目マスター] ダイアログ ボックスで [新しい分類項目] ボックスに新しい項目の名前を入力し、[追加] をクリックします。
分類項目は、1 つのアイテム (連絡先) に対して複数設定でき、連絡先をグループ分けして表示する場合に便利です。たとえば、"会社関係" の特定な人にだけ "お中元/お歳暮" という分類項目を追加すれば、"会社関係" のどの方に "お中元/お歳暮" を送付すべきなのか、分類項目別ビューでひとめで確認できます。
メモ ― 分類項目別ビューについては、「ビューの管理」の「分類項目別」を参照してください。
表示名と表題の変更
連絡先には名称として [表題] と [表示名] の 2 つがあります。[表題] は連絡先のタイトルです。[表示名] は相手先がメールを受信した際に宛先に表示される連絡先の呼称です。Outlook ではこの 2 つの名称を使い分けることができます。
たとえば、表題にはかっこ書きで企業名を付け、表示名には敬称 (たとえば "様" など) を 付けて使用することができます。また、表題は "お弁当屋さん" などのわかりやすい名称を使用し、表示名は相手先の名称を使用すると、連絡先を探す場合にとても便利です。
【注意】
同じドメイン内の Exchange Server ユーザーにメッセージを送信した場合には、表示名に関係なくグローバル アドレス一覧の名称が使用されます。
敬称の追加
連絡先には、[殿]、 [様]、[御中] などの敬称を追加できます。追加した敬称は、一覧から選択するだけで表題に反映することもできます。連絡先に敬称を追加するには、[詳細] タブの [敬称] でその敬称を選択します。
記念日/誕生日の設定
Outlook の連絡先には、[誕生日] と[記念日] を設定する項目があります。[誕生日] と [記念日] を事前に登録しておくと、自動的に予定が作成され、当日のイベントとして追加されます。当日は、Outlook を起動するだけで予定を告知するアラームが表示されるため、大切な日を忘れることがなく便利です。
[誕生日] と [記念日] を設定するには、連絡先を開いて [詳細] タブをクリックし、それぞれの項目のボックスからカレンダーで日付を設定します。
写真の追加
Outlook 2003 の連絡先には、写真を追加できるようになりました。相手の顔写真を連絡先に表示することで、その相手が誰であるかをひとめで確認できるようになります。
連絡先に写真を追加するには、連絡先アイテムの [概要] タブで写真のアイコンをクリックし、[連絡先の写真の追加] ダイアログ ボックスで写真ファイルを選択します。
ファイルの添付
連絡先アイテムにはフィールドに入力する情報のほかにも、Office ドキュメントなどのファイルを添付できます。たとえば、クライアントの連絡先に関連プロジェクトのリソースが添付されていれば、連絡先からすべての情報が確認できるので便利です。前項で紹介した写真も、連絡先に添付されたファイルです。
連絡先アイテムにファイルを挿入するには、ツールバーの [ファイルの挿入] ボタンをクリックするか、[挿入] メニューの [ファイル] をクリックします。
関連アイテム
連絡先をの [関連アイテム] タブを使用すると、連絡先に関連する電子メール、予定、仕事、文書などのアイテムを参照できます。連絡先宛てに送信 (または連絡先から受信) したメッセージ、会議出席依頼、および仕事の依頼は、送受信時に連絡先と関連付けがされているため、特別な設定をしなくても、関連アイテムとしてすぐに参照できます。
文書や送受信を行っていないアイテムは、手動で関連付けを行うことも可能です。関連付けは、アイテムまたは連絡先のいずれかから設定します。たとえば、複数の連絡先に電話をするという仕事を作成する場合、仕事アイテムの [連絡先] ボタンを使ってその仕事と連絡先をリンクします。連絡先からリンクを設定する場合は、[アクション] メニューの [関連付け] を選択します。
Outlook では、文書と連絡先をリンクさせて関連付けることもできます。連絡先のアドレスに送信した電子メール メッセージは自動的にリンクされ、連絡先の [関連アイテム] タブで参照することができます。
<配布リスト>
配布リストはメッセージを複数の連絡先に送信する場合に作成して使用します。進行中のプロジェクトがある場合には、プロジェクト名の配布リストを作成してスタッフ全員をメンバに追加しておけば、メッセージを送信するたびに複数の連絡先を選択する必要がなくなるので便利です。
配布リストの作成
配布リストを作成するには、[ファイル] メニューの [新規作成] ― [配布リスト] をクリックし、名称を入力してメンバを選択します。
メモ ― [グローバル アドレス一覧] のグループと配布リストは異なるものです。 [グローバル アドレス一覧] のグループは、Active Directory に作成する配布グループです。配布リストが個人で作成するグループであるのに対し、配布グループは Active Directory の管理権限を所有するシステム管理者だけが作成できます。
配布リストの使用
配布リストを使用するには、メール アイテムなどで [名前の選択] ダイアログボックスから宛先を選択する際に、[名前を表示するアドレス一覧] で [連絡先] を選択し、[宛先] または [CC] に配布リストを追加します。
配布リストに含まれたメンバから特定のユーザーを除外することもできます。[宛先] ボックスに表示された配布リスト名の左にある + 記号をクリックすると、配布リストのすべてのユーザー名が表示されます。配布リストから展開されたそれぞれのユーザー名は選択して削除できます。
【注意】
+ 記号をクリックして配布リストを展開すると、配布リスト名がそれぞれのユーザー名に置き換えられ、宛先を元の配布リストに戻すことはできません。
前の節までに説明した手順で、連絡先の基本的な作成と表示が実行できます。
ここでは、連絡先をグループで共有したり、多数の連絡先アイテムから対象の連絡先を検索したり、PC から直接電話をかけたり、またインターネット標準の vCard を作成する方法など、連絡先を活用する各種の方法について説明します。
<連絡先の共有>
Outlook 2003 を Exchange Server のクライアントとして使用している場合、連絡先をグループで共有して活用できます。取引先や協力会社など、グループや企業単位で利用するアドレス情報は、連絡先の共有によって有効活用が行えます。
連絡先の共有には、個人で作成した連絡先フォルダを共有設定して、特定のユーザーに公開する方法と、連絡先アイテム用のパブリック フォルダを作成して公開する方法があります。
個人用の連絡先の共有
Outlook 2003 では、個人の連絡先フォルダを他のユーザーが参照できるように設定できます。共有の連絡先は、指定したユーザーが自分の連絡先と同じように参照したり、編集したりできるように設定できます。アクセス権は、ユーザーごとにを細かな設定が可能です。
個連絡先の共有設定
ナビゲーション ウィンドウの [個人用の連絡先の共有] をクリックし、[連絡先 プロパティ] ダイアログ ボックスで、連絡先の共有を許可するユーザーやグループを追加します。必要に応じて [アクセス権] でそれぞれのユーザーに許可するアクセス権を指定します。
共有の連絡先を開く
アクセス権のある他のユーザーの連絡先を参照するには、ナビゲーション ウィンドウで [共有の連絡先を開く] をクリックし、[名前] ボックスにユーザー名を入力するか、[名前] をクリックしてユーザー名を選択します。[その他の連絡先] のユーザー名をクリックすると、対象の連絡先フォルダを表示します。
連絡先アイテムのパブリック フォルダ
パブリック フォルダを利用して連絡先を共有することもできます。パブリック フォルダに連絡先アイテムを公開するには、連絡先アイテム用のフォルダを作成します。
連絡先アイテムのパブリック フォルダを作成するには、まずウィンドウ切り替えボタンで [フォルダ一覧] をクリックし、作成先のパブリック フォルダを選択します。[ファイル] メニュー ― [新規作成] ― [フォルダ] の順にクリックするか、右クリック メニューで [フォルダの作成] をクリックして、[新しいフォルダの作成] ダイアログ ボックスで [フォルダに保存するアイテム] に [連絡先アイテム] を選択し、[名前] ボックスにフォルダ名を入力します。
【注意】
パブリック フォルダに設定されたアクセス権によって、フォルダの作成ができない場合があります。上記の作業ができない場合は、Exchange Server の管理者にお問い合わせください。
共有した連絡先フォルダは、設定が既定のままになっていますので、必要に応じてアクセス権などの設定を行ってください。アクセス権は既定では所有者 (フォルダの作成者) のみがすべての作業が可能で、その他のユーザーはアイテムの参照および作成と、作成したアイテムの編集のみが可能になっています。アクセス権の変更を行う場合は、フォルダのプロパティを開いて [アクセス権] タブで設定を行います。
連絡先アイテムのパブリック フォルダを参照
フォルダ一覧で、[パブリック フォルダ] ― [すべてのパブリック フォルダ] を開き、連絡先フォルダをクリックすると、パブリック フォルダに作成した連絡先アイテムを参照できます。
また、連絡先アイテムのパブリック フォルダを、[パブリック フォルダ] の下の [お気に入り] にドラッグすると、[お気に入り] に共有の連絡先へのショートカットが作成され、[連絡先] ウィンドウのナビゲーション ウィンドウで [その他の連絡先] にリンクが追加され、自分の連絡先と同じように利用できます。
<連絡先の検索>
連絡先アイテム数が増えると目的の連絡先を探すのに時間がかかってしまう場合があります。Outlook ではツールバーに [連絡先の検索] ボックスがあり、どのフォルダで作業していても直ちに連絡先を検索できます。
検索を実行するには[連絡先の検索] ボックスに名前を入力し、Enter キー押します。
姓、名、姓名の一部、電子メールで使用している名前、表示名、会社名などを入力して検索できます。以前に検索した連絡先アイテムをすばやく開くには、[連絡先の検索] ボックスの横にある下向き矢印をクリックし、表示された一覧から名前を選択します。
<連絡先に電話をかける>
ご使用の PC にモデムがあり、電話線が接続され、正しくセットアップされている場合には、Outlook の連絡先から直接相手先へ電話をかけることができます。
電話をかけるには、対象の連絡先アイテムでツールバーの [オート ダイヤラー] ボタンの▼印をクリックするか、[アクション] メニューの [オート ダイヤラー] をポイントし、対象の電話番号を選択します。[コール開始] をクリックすると相手先に電話をかけます。
【注意】
海外に電話をかける場合には、あらかじめ連絡先の電話番号に国番号を設定しておくことが必要です。電話番号に国番号を設定するには、連絡先を開いて [概要] タブの [電話番号] にある [会社電話] などのボタンをクリックし、[国/地域] の一覧から選択します。
【重要】
オート ダイヤラーを使用するには、モデムが正しく接続され、設定されている必要があります。
<vCard の活用>
Outlook では、vCard と呼ばれるインターネット標準に対応したカードを作成したり共有したりできます。このカードは、ネット上の名刺の役割を果たします。連絡先を vCard として保存し、電子メールに添付して送信できます。また、電子メールの署名に添付することも可能です。vCard は、連絡先アイテムとして開かれ、連絡先フォルダにそのまま保存できます。
連絡先から vCard を作成
Outlook で vCard を作成して保存しておくことができます。
たとえば、自分自身の連絡先を作成し、あらかじめ vCard を作成しておけば、ネット用の名刺として電子メールに添付できるので便利です。
vCard を作成するには、対象の連絡先を開き、[ファイル] メニューの [vCard ファイルにエクスポート] をクリックして、名前をつけて保存します。
電子メール署名に vCard を追加
Outlook の電子メール署名には、vCard を追加することができます。自分の vCard を追加した電子メール署名を作成しておくと、初めてメールを送る相手にネット用の名刺を添付して送信できるので便利です。
電子メール署名に vCard を追加するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[オプション] ダイアログ ボックスで [メール形式] タブの [署名] をクリックします。[新規作成] をクリックして、必要に応じてオプションを選択し、[次へ] をクリックします。[vCard オプション] で、[署名に追加する名刺] ボックスの一覧から目的の vCard を選択するか、[連絡先の新しい vCard] をクリックします。
vCard の送信
たとえば、取引先担当者から社内の別の部署についての紹介を依頼されたとき、連絡先アイテムをそのまま送信すると、プライバシーに関わる情報も含まれる可能性があるので好ましくありません。電子メールの連絡先だけを添付したい場合にも、vCard は最適です。
連絡先を vCard に変換して送信するには、対象の連絡先を開き、[アクション] メニューの [vCard として転送] をクリックします。新しいメッセージが作成され、選択した連絡先の vCard が添付ファイルとして追加されるので、宛先を指定して送信します。
Exchangeサービス と Outlook 2003 は、SharePointサービス とシームレスに連携しています。SharePointサービス は、インフォメーション ワーカーのためのコラボレーション基盤であり、Outlook の連絡先に直接表示できるリストを提供します。
<SharePoint リストの表示>
Outlook 2003 では、SharePointサービスの連絡先リストを直接表示できます。表示方法は、SharePoint サイトの各リストから [Outlook へのリンク] をクリックするだけです。
プロジェクトごとの顧客や取引先など、チーム単位で共有すべき連絡先は、SharePoint サイトの連絡先リストに公開できます。連絡先リストは電子メール メッセージを作成する際のアドレス帳としても利用できますので、部門にまたがるプロジェクト チームがパブリック フォルダを所有していない場合でも連絡先の共有が行えます。
メモ ― Outlook 2003 で表示した SharePointサービス のリストは読み取り専用です。Outlook 2003 を使用して ShrePoint サイトのリストにアイテムを作成したり、編集および削除などの作業はできません。
Outlook では、ユーザーがビューを自由にカスタマイズできます。また、業務の形態に合わせた新しいビューを作成して保存することもできます。
ビューの編集
Outlook では、既定で用意されているビューのレイアウトや表示フィールドを編集できます。
表示幅を変更する
ビューの各列の表示幅が既定のままだと、各連絡先の内容が途中で切れてしまい […] で表示されることがあります。また、フィールドの幅が広すぎると、別の必要なフィールドが画面に表示されず、確認のたびに表示のスクロールが必要になることがあります。このような場合、表示内容に応じて表示幅を変更すると見やすくなります。
カード形式ビューの横の表示幅を変更するには、左右のビューの間にある仕切り線を見やすい位置までドラッグ & ドロップします。表形式ビューの横の表示幅を変更するには、フィールド名の仕切り線を見やすい位置にドラッグ & ドロップします。

カード形式のビューでは、左右の仕切り線をドラッグ & ドロップして表示幅を変更できる
表示幅を自動調整する
Outlook では、Microsoft Excel で行/列の幅を自動調整するのと同じような手順でビューの表示幅を自動的に調整する機能があります。
カード形式ビューの表示幅を自動調整するには、左右のビューの間にある仕切り線をダブル クリックするか、フレームの右枠を右クリックして [自動調整] を選択します。表形式ビューの表示幅を自動調整するには、フィールド名の仕切り線をダブル クリックするか、フィールド名を右クリックして [自動調整] を選択します。

フレームの右枠を右クリックすると [自動調整] 機能が表示される
フィールドの移動
表形式ビューでは、自分が見やすいようにフィールドの位置を移動できます。フィールドを移動するには、そのフィールドをクリックして、目的の位置にドラッグします。
フィールドの追加と削除
現在使用しているビューのフィールドに過不足がある場合は、ビューの設定でフィールドを追加または削除します。
表示フィールドの追加と削除を行うには、ナビゲーション ウィンドウで [現在のビューの編集] をクリックするか、[表示] メニュー の [並べ替え] - [現在のビュー] - [現在のビューの編集] をクリックして、[ビューのカスタマイズ] ダイアログボックスで [フィールド] をクリックします。[表示フィールドの選択] ダイアログボックスで、表示するフィールドと順序を変更します。
ビューの作成
Outlook には、既定で用意されている 7 種類のビューとは別に、独自のビューを作成して表示することもできます。新しいビューの作成では、表示方法だけでなく、作業内容に適した表示形式を作成できるため、連絡先データを有効に活用できます。
新しいビューを作成するには、[表示] メニュー の [並べ替え] - [現在のビュー] - [ビューの定義] をクリックし、[ユーザー設定ビューの定義] ダイアログボックスで [新規作成] をクリックします。
[新しいビューの作成] ダイアログボックスで、ビューの名前と種類、使用条件を設定します。連絡表の場合、ビューの種類は [表] または [カード] を選択します。[ビューのカスタマイズ] ダイアログボックスで各項目をクリックし、ビューの詳細な設定を行います。
ビューの設定項目 - フィールド
表示するフィールドの追加と削除を行います。フィールドの表示順序を変更するには、[表示するフィールドと順序] でフィールドを選択し、[上へ] および [下へ] ボタンで上下に移動します。
メモ ― ビューを作成する際、表示するフィールドをあまり多く選択すると、表示の横幅が広すぎて左右に頻繁にスクロールが必要な見にくい表示になってしまう場合があります。必要なフィールドを適当な数だけ配置することをお勧めします。
ビューの設定項目 - グループ化
特定のフィールドをグループ化して表示する場合に使用します。フィールドは[よく使用するフィールド] グループのほか、[すべての連絡先フィールド] グループからあらかじめ自分設定しておいた [ユーザー定義フィールド] なども選択できます。
ビューの設定項目 - 並べ替え
表示する連絡先アイテムの並ぺ替えのルールを設定できます。並び順はそれぞれ昇順と降順が選択できます。既定では、フリガナ (姓) (昇順)、フリガナ (名) (昇順)、表題 (昇順) が選択されています。
ビューの設定項目 - フィルタ
表示する連絡先アイテムにフィルタをかけて、必要なものだけ表示することができます。フィルタは検索の際に設定するように任意の文字列や分類項目などで指定できます。
ビューの設定項目 - その他の設定
フィールド名のフォントや列幅、テキストのフォント、罫線、プレビュー ウィンドウの有無などの表示方法が指定できます。特に指定しない限り、Outlook の既定のデザインで表示します。
ビューの設定項目 - 自動書式
一定のルールのあるアイテムのフォントを指定します。既定では配布リストを太字で、期限の切れた連絡先を赤字で表示するように指定されています。
ビューの設定項目 - 表示フィールドの書式設定
指定したフィールドの表示形式 (アイコン、テキストなど)、見出し、既定の表示幅、行揃えを設定します。
ビューの削除とリセット
不要になったビューは新規作成するときと同じように、[ビューの定義] ダイアログボックスで削除できます。[ビューの定義] ダイアログボックスを表示するには、[表示] メニュー の [並べ替え] -[現在のビュー] ― [ビューの定義] の順にクリックします。
また、既定のビューは、[リセット] ボタンをクリックすることで、元の表示形式に簡単に戻すことができます。